【医療・介護業界】求人ライティングの基礎基本について|魅力が伝わる書き方とは?

採用

・求人票はどう書けば、求職者に届くのか?
・いろいろ考えたが、最終的に何が言いたいのか分からない文章に。。
・書きたいことがありすぎて、まとめきれない。。。

こういった疑問に答えます。 

最近では、SNSを活用してダイレクトメッセージ(DM)を送って採用を目指す方法も取り入れられており、外部のライターへ発注する、という医院様や事業所様もあります。

採用ライティングとは?

採用ライティングとは、募集したい人材に訴求する「求人募集要項を作成する業務」です。適切な情報を記載し、少ない情報でいかに引きつけられるか、が重要になってきます。

採用ライティングについて【基礎・基本をまとめました】

求人票の主要な項目の基礎・基本を解説します。

「職種や仕事内容」について

求職者が最初に確認するのが、職種と仕事内容です。

そのため、職種や仕事内容が曖昧では、最初の段階で求職者の応募候補から弾かれてしまいます。

たとえば、よくある「看護師の募集」という書き方では、求職者が仕事に対して具体的なイメージを思い描くことができません。

「訪問看護の看護師募集」「クリニックの看護師募集」とどんな仕事を任せたいのか、具体的なイメージが湧くように概要を添えて書くことが大切です。

「勤務地」について

在宅医療/介護職種は、子育てママ世代のスタッフも多いので、最重な情報の1つです。

勤務地は市区町村レベルで記入するのが良いですが、最寄り駅までの距離など通勤時間をイメージしやすい情報も入れておきましょう。

また転勤の可能性があるかないか、他の医院や事業所への出勤があるかないかも事前にわかっていれば記載しましょう。

「応募資格」について

基本情報として、労働基準法や職業安定法などの労働関連法令により、年齢、性別、国籍、身体条件、居住地、思想信条などを限定して掲載することは禁じられています。

その上で「応募資格」に記載できる項目は、職務を遂行するために必須の条件です。「資格」や「スキル」が該当します。

資格はイメージがつくかと思いますが、スキルは具体性を持って記載しましょう。

(例)
×「患者様の体調管理」
○「訪問看護における在宅療養患者の体調管理」や「退院時の環境整備、カンファレンス出席」

「試用期間や研修期間」について

試用期間や研修期間については、記載がなければ試用期間や研修期間はないものと求職者は受け取られがちです。

その為、試用期間や研修期間は「あり・なし」を明確にします。

また、試用期間中の勤務地や給与が異なる場合など、誤解を与えないように特に注意が必要で、具体的に記載しましょう。

魅力が伝わるライティングのコツ

「ぜひ入職したい」と思わせるような求人募集要項にするための採用ライティングのコツをお伝えします。

求職者の視点とは?

採用ライティングでは、求職者の知りたい情報が「誤解なく伝わる」わかりやすい文章であることが重要です。その為に、求職者と視点を合わせる意識が必要です。

☑️専門用語すぎる言葉を使わずに、誰にでもわかるように書くこと

☑️単的に書くこと
効率的に人材を見つけたいと考えるのと同じく、求職者も効率的に理想の職場を見つけたいと考えるのは当然です。パッと興味を引きつけられないものはみられません。

☑️良い情報だけでなく都合の悪いことも不利にならない範囲で書くこと
良い点も悪い点も踏まえて、自分の活躍できる職場で働きたいと考えているわけですから、採用後に良好な関係を保つためにも、相手の知りたい情報をわかりやすく提示することを心がけましょう。

求めることは具体的に

職種や仕事内容を具体的に書くことは当然ですが、求職者に求める内容も具体性に富んでいることが大切です。
こちらを明確にしておくことで、より適した人材が面接に来てくれるようになります。

(例)
×「コミュニケーションスキルのある人」
○「初対面の人からも笑顔を引き出せる会話力のある人」、「自分自身の主張より、相手の話を理解できる傾聴力のある人」など

自社の社員でモデルとなる人材がいるのであれば、その人をイメージして構成要素を考えるのも良い方法です。

自社アピールはありのままで!

訴求を意識するあまり、良い面ばかりの求人募集もあります。そういった求人に対しては、求職者は魅力を感じません。

自社の魅力を最大限アピールすることが悪いわけではありませんが、メリットもデメリットも隠さず自社のリアルな部分を書くことが大切です。

(例)
「即戦力の方へ募集なので、早期に収入アップも可能です。
その分、課題に対して自身で解決に取り組んでいただく場合が多く、厳しい環境にはなりますが、実力は確実に付きます」
と、良い部分もそうでない部分も両面を提示した書き方を意識する。

完了時のダブルチェックは必ず!

書き上がった内容は、掲載前に必ず第三者に目を通してもらうことが大切です。

本人には盲点になっていることも、本人以外の第三者であれば、客観的な視点で冷静に判断できます。

(チェック項目)
・誤字や脱字はないか
・適切な表現であるか
・内容は適切か

まとめ

魅力が伝わる求人ライティングの書き方とは、

・記載方法の基礎基本を抑えること

・求職者の視点煮立ち内容を検討すること。

・求めることは具体的書くことで、理想に近い応募者が現れます。

・その際、自社アピールはリアルに書きましょう!

・最後に、出来上がった原稿は必ず第三者に読んでもらい完成です!